自分への投資と称してパーソナルトレーニングに通ったり、有名な遠くの治療院に自腹で通ったり、たくさんの本を買っていた選手時代のわたし。
食事の大切さは分かっているつもりでいた。
毎日寮で出される栄養バランスの整った食事を食べていたし、変な方向で健康オタクでもあったので、流行の健康食品にあれこれ手も出していた。
一方で食べることも大好きだったので、ケガをして走れないとき、メンタルが落ちたときにはアホみたいにスイーツを買い込んで食べたり、手当たり次第に食べ物を買ってきては口に入れる『むちゃ食い』も度々くりかえしていた。
頭ではそれが良くないことだとは分かっているからこそ、理性が効かない自分に嫌悪し、罪悪感を感じてまたストレスというを増やすという悪循環を繰り返した結果、ケガが治らないままわたしは競技を引退した。
口にするものは全て自分への投資である
今ならケガをしているのに休まなかったこと、食事を減らして過食を繰り返していたことが、治らない原因だったと分かるけど、当時のわたしに『口にするものは全て自分への投資だよ』と言ったところで響いたかどうかは分からない。
引退後に大学で栄養学を学び、ジムでパーソナルトレーナーをしたり、ジュニアアスリートへの栄養講習会を務めさせてもらったりしてきたけど、人を変えること以上に自分を変えることは難しかった。
特に大学時代は目の前の課題、バイトに追われる日々で睡眠時間を削り、ストレスによる過食も辞められなかったので、顔もからだもパンパンで、現役時代の自分を知る人みんなから『太ったね』と言われまくった(泣)
それが妊娠、出産を機に食事に気を使い、さらに9時消灯4時半起床の超朝型生活を始めて1年くらいになるけど、妊娠前よりも体重は4キロ減り、アラフォーの今が人生で1番健康的で体調がいいと断言できる(笑)
毎日の口にするもので自分の未来は変わる
食生活を大切にすることこそ最強の自分への投資だとということをわたしは良くも悪くも体験した。
バランスのいい食事と、早寝早起き
そして学び続けるという地味な自分への投資をこれからも細々と続けていきたいと思う。
ちなみに今回の参考文献はこちら
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