丁寧ではない『丁寧な暮らし』

日常

何年か前から『丁寧な暮らし』という言葉に憧れ、調味料やおやつを手作りしたり、日用品にこだわってみたりしてきた。一方でその『丁寧な暮らし』という言葉に対して嫌悪感を抱く人がいるのも正直分かる気がしている。

丁寧に暮らすには、時間の余裕と、心の余裕がいるのだ。
そして綺麗に整えられたキッチン、スッキリと整理された調味料、自分のこだわりが詰まった調理道具を揃えることを実践しようとすると、お金もかかる。
わたしはそれらを真似しようとして挫折を繰り返してきたが、今ならその理由が分かる。
上っ面のまね事だったのだ。

これまで何冊も暮らしに関する本を購入したり、借りてきたけれど、大好きで何度も読み返している本がある。
中山あいこさんの書かれた『家事が楽になるシンプルな暮らし』と『家事が好きになる暮らしの工夫』の2冊。

ご本人のイベントに参加した探してに頂いたサイン入り!

決して無理がなく、でも日常のあちこちに散りばめられた、ちいさな工夫とこだわり。
日々の食事、愛用している調味料・日用品にあいこさんの生き方の軸のようなものを感じられるような気がしている。
多分わたしは、その『生き方の軸 』があることに憧れているのだと思う。

生きていくうえで何を大切にしていて、何に時間とお金をかけて生きていきたいのか。
日常の何を楽しみ、何を幸せに感じているのか。
そういったことを、自身で分かっていて、実践できていることが『丁寧な暮らし』なんだろうと最近は解釈している。

わたしの生き方の軸ってなんだろう?

それを考えることも、また楽しいかもしれない。

決して丁寧ではないけれど、自家製のらっきょうと梅干の出来上がりを家族で待ちわびる時間は
わたしにとっての楽しみであり、幸せでありことは、確かかな。




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